
今年こそは何か資格を取りたい!何か新しい趣味を始めたい!でも仕事が忙しくて時間は取れないし、なかなか一歩踏み出せない、、
と、やりたいことを諦めていませんか?
今回は、社会人の私が実践している【時間の作り方】をお伝えしたいと思います。



偉そうに本記事を書いている私も、元々スケジューリングは大の苦手でした。そのせいで提出物が遅れたりテストに落ちたりと、色々苦労しました。
「時間の作り方」を編み出してからは、毎日をちょっぴり効率的に過ごすことができています。
この記事を読むと自分の時間が増えて、私生活が充実することを実感できると思います。
それでは早速ご紹介していきます。
この記事の想定読破時間は8分です。
時間の作り方の全体像


今回の時間の作り方において、時間がすぐに湧き出るような魔法のようなことは書いておりません。
使える時間を把握して、なりたい目標の姿を立案したら、それを当てはめる。それだけです。
たったそれだけ?と物足りなく感じるかもしれませんが、意識するのとしないのではかなりの差がつきます。
必要なものはとりあえず紙とペンがあれば十分です。



大切なことは気軽に始めてみることです。
難しく考えずに、とりあえず手を動かしてみる事をおすすめします。
私自身、時間の作り方を意識してから、不規則なシフト制の仕事でも新しい資格を取得したり
新しい趣味を始めてみたりと私生活を存分に楽しむことができるようになりました。
私でも出来たくらい簡単なので、皆さんも必ずできると思います!笑
次の章からは実践に入っていきます。
自分の時間の把握をする


1日6分
まず実践の前に、これが何の数字かお分かりでしょうか。
「平成28年社会生活基本調査」によると、社会人が1日に学習する時間の平均だそうです。
学生時代1日何時間も勉強していた時期と比べると、圧倒的に少ないことが分かります。



学生の時とは生活スタイルが大きく変わったとはいえ、60分×24時間=1440分/日の内の6分だと
少し寂しく感じますよね、、、
これを、資格の取得に要する時間から逆算して計算してみると下記のようになります。
TOEIC100点アップ(200〜300時間)1日6分で割ると2000日(およそ5年)
行政書士(800時間)1日6分で割ると8000日 (およそ21年)
単純計算でも途方もない日数になることがよくわかると思います。
こうならない為にも、きちんと目標を立ててから逆算して取り組んでいく必要があります。
まずは書き出してみる
社会人の勉強時間の少なさを知ったところで、ここからは自分の時間の作り方を考えます。
まずは、全体の流れで説明した、時間を把握することです。
敵を知るにはまず味方から、といったところです。



この際、準備するのは紙とペンだけでOKです。
私はルーズリーフに書き出していました。
紙はノートやメモ用紙、コピー用紙やルーズリーフなど何でも大丈夫です。
ただ、あまり小さすぎる紙を選ぶと全体像が見えにくくなるので、大きい紙が良いです。
準備が出来たら、早速書いていきましょう。
時間の作り方把握で基本的なルールは以下の通りです。
① 一日24時間の線を引く(縦でも横でも可)
② 睡眠や、食事、通勤などざっくりした不変の事柄から記入する
③ ②の後に、細かい行動をなるべくリアルに書いていく
この3つが基本のルールになります。
ただ、あくまで目的は時間の把握なので、自分にしっくり来る方法で試してみてください。
下記に示したのは私の記載例です。


この時、自分の行動にかかる時間がどれくらいか把握しておくとより具体的になります。
意外と時間がかかっていたりそうでなかったり、、と新しい発見があると思います。



個人的には、仕事終わって家に帰ってからの時間短いな〜と思っていましたが、いざ書き出してみると「あれ?ここいつも何してるっけ?」と結構な時間を無意識的に過ごしていることに気がつきました。
無駄を見つける
1日のタイムスケジュールが書けたら、次のステップに進んでいきます。
次にすることは、無駄に過ごしている時間、隙間時間に着目していきます。
例えば、「通勤中スマホ弄ってるだけ」「寝るまでの1時間、特に何もしてないな」などです。
無駄な時間かどうかは一旦置いておいて、まずは使える時間(隙間時間)に着目します。
ここでの無駄の把握が時間の作り方で大切になります。
書き込んだタイムスケジュールの中から隙間時間をしっかりと見つけてみてください。
先ほどのタイムスケジュールに、隙間時間を組み込んだのが下記になります。





私自身がまず着目したのが、通退勤時間でした。
片道約1時間くらいなので、今までスマホを触っていた1日2時間の無駄を真っ先に有効活用しようと考えました。
有効に使えそうだなと思った時間を何らかの方法で目立たせてみてください。
上記の方法で時間を把握したら、合計どれくらいの時間を有効に使えるのか計算します。
ここで時間をしっかりと把握出来たら、第一章はおしまいです。
書き出せた方も、出先でまだ出来ていない人も、次の章に進んでいきましょう。
目標を考える


第一章で時間の自分の時間を可視化したら、次に進みます。
第二章では、時間の作り方の前に時間があったらやりたいこと、達成したいことにフォーカスしていきましょう。



すでに明確な目標がある方は、この章はスキップしていただいても大丈夫です。
大切なのは、達成したい目標をより具体的に鮮明にすることです。
では早速この章の解説に進んでいきます。
やりたいことを書き出す
まずは可視化するという所で、今取り組んでみたい事柄を書き出してみてください。
特に決まった方法はないので、ここでも紙とペンがあればOKです。
ちなみに私はTOEICと、仕事の研修に関しての2つ挙げてみました。
次に、その目標を達成するためにはどれぐらいの時間が必要かを調べてみてください。
○○(資格の名前) 勉強時間 などで調べればすぐに出てくると思います。
例を出すとすると、僕が今勉強しているFP2級の資格の取得に必要な勉強時間は約150〜300時間と言われています。
あくまで目安なりますが、現在地からゴールまでの距離を把握することが大切です。
そこからぜひ目標に必要な取り組みを逆算してみてください。
SMARTに目標設定する
目標立案の際のSMARTという言葉を聞いたことがありますか?
スマートな目標を立てろ、という意味ではもちろんありません(笑)。下記がその内容となります。
- Specific(具体的な)
- Measurable(測定可能な)
- Achievable(実現可能な)
- Relevant(関連のある)
- Time-bound(期限が明確な)
上記の単語のイニシャルを取った言葉がSMARTの法則といいます。
自分の立てた目標がこれにきちんと沿っているかチェックしてみましょう。
1:Specific(具体的な)
これはイメージしやすいと思います。目標が「明確か」「具体的か」をチェックします。
ここが曖昧だと、解釈によって違いが出てしまうため、適切な評価ができなくなります。
例えば、【今月はたくさん勉強する】という目標はどのように評価しますか?
たくさんという言葉自体が曖昧ですし、人によって解釈も変わってきます。
【今月は〇〇時間勉強する】と表現を変えることで、誰でもわかる具体的な目標になります。
2:Measurable(測定可能な)
ここもイメージがしやすいところになると思います。
その目標が【数値化できるか】という意味合いを持っています。
【今月は10時間勉強する】という目標で勉強時間の合計が実際は15時間だった際に
今月は目標から+5時間勉強できた
などと数値として測定が可能となります。
時間の作り方においても、具体的な数値で記載すると後からの評価が楽になります。
3:Achievable(実現可能な)
次は、その目標が【現実的に実現可能か】というところです。
例えば今まで本を一冊も読んでいなかった人が、「今月は本を100冊読むぞ!」という目標を立てたとき、その目標をどう思いますか?
数値化できるという点でOKかもしれませんが、現実味がないと思いませんでしょうか。
単純計算でも1日に3冊以上の本を読まなければいけない計算になります。
本をあまり読まない人にとってこの数字がいかに厳しいかよく分かると思います。
目標を高く持つな!という意味ではありません。現実的に考えた時に、達成できるような目標にしましょう。
目標を高く設定することはいいですが、そうすると未達目標が徐々に増えてしまい、結果的にモチベーションが下がってしまう恐れがあるので、ここの実現可能性という点には注意が必要です。
4:Relevant(関連のある)
ここは少し分かりづらい表現かもしれません。
ですが、考えることはいたってシンプルです。
【目標同士に関連性があるか】というところです。
これは大目標→それを達成するための小目標という観点で考えてみて下さい。
【TOEICで800点を取る】という最終目標があったとして、その目標を達成するための目標として【単語帳を全て覚える】【毎日1時間TOEICの勉強をする】【休みの日はオンライン英会話受講する】という小目標3つがあると、それらは全て単独の目標ではなく、【TOEICで800点を取る】という目標と関連があります。
この要領で、小目標をいくつか立てるスモールステップ方式はぜひ覚えておいてください。
5:Time-bound(期限が明確な)
これは読んで字の如くです。
目標の期限を【今年中】など設けることによって、中だるみするリスクを防ぐことができます。
あなたも今の目標に期限を設けていない場合は、ぜひ一旦期限を設定してみてください。
これで目標の書き出し方、自分の時間の把握の段階が終わりました。
次章ではいよいよ時間の作り方:実践編に入っていきます。



SMARTは今後様々な場面で役に立ってくるフレームワークなので、これを機にしっかり自分のものにしておくと良いですよ。
どの業界でもこの考え方は当てはめることができると思います。
時間の作り方:実践編


ここからは第三章、時間の作り方実践編に入っていきます。
自分の時間の把握をし、目標を立てた人は早速始めていきましょう。
ここからやるべきことは簡単なので、読み終わったら早速取り組んでみてください。
スケジュールに当てはめていく
ここからは自分の毎日のルーティンのスケジュールの中に当てはめていくだけです。
例えば朝の通勤時間の1時間が空き時間としていたら、その時間は単語の勉強。
まとまった時間が必要な練習問題は、お風呂後の30分間にやる。などといった要領です。



一撃で時間が増える魔法は残念ながらありませんが、日々過ぎていく時間を受動的に過ごすかそうでないかでは天と地ほどの差があります。
自分の時間を自分でコントロールする感覚を養ってみてください。
今月必要な勉強時間を書き出す&一日どれくらい必要か概算し、その時間を当てはめていきましょう。


この時、1日で完結する目標ではなく少しゆとりを持ったスケジュールを組むといいですよ。
不測の事態で計画倒れした日があっても別の日に帳尻を合わせることができます。
1日単位だけでなく、週単位月単位で考えることた大切です。
その日の計画が倒れても問題なし!
時間の作り方で大切なのは、厳しすぎる目標を立てないことです。
先ほどの章で少し触れましたが、初めはゆとりをもったスケジュールをお勧めします。
計画倒れになるより確実にこなせる量から少しずつ負荷を上げていく方が良いです。
人生は短距離ではなく長距離走です。
今日の計画が上手くいかなくても、週単位で、もしくは月単位で修正できれば大丈夫です。
時間の作り方で大切なのは継続です。小さい目標達成を積み上げて自己肯定感を保ちつつ、前進していくのみです。
例え1回挫折しても、何度も立ち上がれば少しずつ継続ができるようになっていきます。
ですので、もし計画が一度倒れたとしても、次頑張ろうぐらいの気持ちがあれば大丈夫です!!



こんな記事を偉そうに書いている私も、何度も計画倒れすることはあります。
大事なのは、一度で完璧に仕上げるのではなく、何度も何度も挑戦しながら、時間の作り方を無意識レベルまで浸透させていくことです!
時間の作り方:注意点


ここでは、時間の作り方の注意点について触れたいと思います。
私が実際に陥ったミスなどを、例を交えて記載しています。



自分で気づいて修正した方が学びにはなるのですが、今回は必要最低限なエッセンスのみ記載したので、取り組んでいく中で気づいたことがあれば都度自身で修正してみてください!
注意点①計画は小さいものから
SMARTの目標の項目でも伝えた通り、まずは現実的に無理のないプランを立てましょう。
大事なことになるので、もう一度具体例を記入しておきます。
悪い例:今月は英語の勉強100時間取り組む(学習習慣の無い人想定)
この例では、今日英語の勉強を始める学習習慣の無いAさんが目標をたてました。
目標の数値化はできていますが、1日あたりではどうでしょうか。
1ヶ月が30日だとしても、30÷100≒3.3時間/日
これぐらいなら余裕だと思っている方は素晴らしいです。
ですが、おそらく学習習慣の無い多くの方がそうでは無いと思います。
この目標を現実的なモノにしてみると、
修正版:今週は1日15分英語の勉強する
目標低くない、、?って思いますでしょうか?
実はそんな事はありません。
0→1に物事を進めるのはとてつも無い労力が必要です。
特に今まで勉強習慣が無かった方にとって、15分でも集中することは難しいと思います。
その中で、計画した目標をクリアできたら素晴らしいです。
そして、これぐらいじゃ物足りないなと思ってきたら、目標を少しずつ高めていきましょう。



私の経験上、初めは簡単すぎるくらいの目標がいいと思います。
小さな目標とはいえ、クリアして✅をつける時にはかなりの達成感を感じることができ、自己肯定感の向上にも繋がっていきますよ。
自分の機嫌を考える
時間の作り方を意識するときに、自分の機嫌を考えておくことが重要になってきます。
これも例を出してみます。
(土日お休みの方想定)
月曜日の朝は苦手なオンライン英会話からスタート
金曜の夜は好きな単語の暗記をする
これ、私も良くやってました。
計画を立てているときはなんでもやってやるぞ!という感じなのですが、いざ取り組むときになったらその辛さを痛感することになります。
例として、これから5日間連勤が始まる朝に苦手なことをやるのはとても辛いことです。
逆に明日がお休みの時の夜は無敵(?)になれます。
上記の例では、月曜と金曜の行動を入れ替えてあげるだけでちょっぴり楽になります。
楽する=サボるではないので、計画倒れになるよりも自分の機嫌を大切にしてあげましょう。



これは余談ですが、職場がシフト制の人は華金という言葉にあまり縁がないと思います。私もそうでした。
逆に言えばそういった方々は曜日にはあまり縛られないと思いますので、自分のシフトに合わせて柔軟に行動計画を立てることをおすすめします。
モチベーションの上げ方考えておく
せっかく行動に移したにも関わらず、途中で挫折してしまったら勿体ないです。
とは言え、モチベーションが上がらなくなる時もきっと訪れると思います。
そうなった時のために、自分なりの対策を考えておくといいです。
下記は自分がモチベが下がったときに取り組んでみていることの例です。
・やる気が出るYouTubeの動画を見る
・自分のなりたい姿、目標を見つめ直す
・サウナで整って心を無にして、やりたいことのアイディア色々考えてみる
・何もしない時間を作ってリフレッシュする
特に私がいつも刺激を貰っているのがもりおルーティンさんの動画です。
勝手に師と仰いでおります。
その他のどれも自分の中ではよくやっていることですが、意外と効果テキメンです。
自分なりのモチベ上げを知ることは大事なので、色々試してみるといいかもしれないです。
また、「時間の作り方」とは別ですが、リフレッシュのための趣味について書いているので、良ければこちらも参考にしてください。


目標は必ず評価する
これは地味に一番大切なことになります。
目標を少なからず立てたならば、評価までがセットになります。
皆様はPDCAサイクルという言葉は聞いたことありますでしょうか。
最近は比較的耳にする機会が多くなってきたかと思います。



PDCAサイクルとは、Plan(計画),Do(実行),Check(評価),Action(改善)のイニシャルを取ったものであり、業務改善を検討する際のフレームワークとなります。
このフレームワークに沿って、自分が立てた目標を定期的に評価するようにしましょう。
この時に一番注意して欲しいのが、やりっぱなしにすることです。
せっかく取り組んだとしても、評価をしないと効果は半減してしまいます。
少なくとも1ヶ月に一度程度は目標の評価をするようにしましょう。
上記でも示したように、目標が倒れても大丈夫です。そこから次に修正して、また1つずつ積み重ねていくことが目標達成の近道となります。
定期的に目標を見直すことは簡単なことではありませんが、ぜひ取り組んでみましょう。
時間の作り方まとめ:しんどくないペースで少しずつ頑張りましょう!


時間の作り方を考える際に大切なのはこれに尽きます。
どんなに素晴らしい計画を作ったとしても、疲れてやめてしまったら元も子もありません。
スケジュールをこなすことは大切ですが、時にはリフレッシュもまた同じくらい大切です。
たとえ一度目標や計画が頓挫してしまっても何も問題ありません。それで人生が狂ってしまうことはないのですから。
「前このスケジュール組んだけど、流石に朝に勉強はきつかったな、、夜にするようにしよう!」
「6時間睡眠にするよりも、7時間しっかり寝た方が勉強の効率良かった気がするな」
などと、次に生かせる材料が見つかっただけです。ポジティブに捉えましょう。
残念ながら、時間は有限で皆平等です。
時間が増える魔法はありませんが、使える時間をどう過ごすのかは自分次第です。
「時間の作り方」意識して、自分の時間を最大化していきましょう!
皆さんの目標達成にこの記事が少しでも貢献できれば幸いです。
今日から早速自分を変える旅を始めていきましょう!