
Webマーケターに興味があるけど、どうやったらなれるか知りたい。
未経験でもなれるの?
今回はこんなお悩みにお答えします。
私は現在とあるメーカーのデジタルマーケティング部門に所属しています。
大変な事も多いですが、とても楽しくてやりがいのある仕事です。
ここに来るまで色々大変な事もありました。
今は何とか上手く行っていますが、正直心が折れそうな事も経験してきました。
今回は、Webマーケ転職で失敗と成功(と今は思っています)を経験した私が、未経験からWebマーケ職に転職した方法と注意点などを、実体験を交えてお伝えしたいと思います。
正直思い出したくない過去もありますが(笑)、少しでも読者の皆様の助けになれるように書いていきたいと思うので、最後まで読んでいただけると幸いです。
それでは早速ご紹介していきたいと思います。
現在の仕事内容について


まずは、現在の私の事について簡単にご紹介したいと思います。
前述しましたが、現在メーカーのデジタルマーケティング部門にて勤務しています。
自社のHPの改修〜SNS活用、パンフレット作成などから、クライアントワークでのWeb制作、Webマーケティング施策全般を行う部署になります。
クリエイター、管理者、デザイナーなど様々な専門の人がいますが、私は半分クリエイター、半分営業として活動しています。
自社コーポレートサイトの改修ディレクションや、SNSマーケティングにも携わらせてもらっているので、日々勉強している所です。
大変な仕事ではありますが、とても面白くてやりがいのある仕事です。
今はこのように楽しくやれていますが、ここに来るまでは正直大きな挫折も経験しました。
今となっては良い経験だと思っていますが、しなくても良い経験もあるので、そういった所をご紹介できたらと思います。
未経験Webマーケ転職の為に取り組んだ事


まずは、今回の転職の為に私が取り組んできたことをご紹介したいと思います。
個人的に取り組んできた中で辿り着いた、必要な事三本柱を中心にお伝えします。
三本柱はズバリ、①自己分析 ②実績作り ③仕事探し です!
私が個人的に経験して思ったこの三本柱を、順番にご紹介していきたいと思います。
柱①自己分析
まずは1つ目の柱、自己分析です。
自己分析と言ってもやる事は多岐に渡りますが、具体的には(履歴書・職務経歴書の作り込み、自己理解、業務理解)です。
その中でも最も時間をかけたのは自己理解になります。
一般的に面接で聞かれることや、テクニカルな質問など、考えられる想定質問に対して、最低3回は深掘りされても反射で答えられるレベルに落とし込みました。
私は即興が苦手な人なので、圧倒的準備を心がけて準備に準備を重ねていました。



これ聞かれる?という想定質問もありましたが、実際に(あなたを動物で例えると何ですか?)という質問が来た事もあったので、頭の片隅でそんな質問も来るかもと思っておいた方が良いと思います。
想定質問は(転職面接 想定質問)などとGoogleで調べて、考えられる質問項目を洗い出し、一つずつ自分の想定回答を作っていきました。
参考にしていたサイトや本などについてはまたご紹介できたらと思います。
心がけていた事は、3回深掘り・自分の経験と絡める事です。
柱②実績作り
続いては、未経験転職の一つの壁(実績作り)です。
私は元々看護師をしていたので、職務上関連する実績や経験は全くありませんでした。
特に未経験OKと書いている求人票でも、蓋を開けると普通に経験者で実績がある人が応募してくる事になるので、そうなると実績なしでは太刀打ちできないと考えました。
そこで行ったのがWebスクールにてWeb制作スキルを学ぶ事です。
目的は未経験でも実績として形をみてもらえるように、ポートフォリオが作成できるレベルに知識とスキルを身につける事でした。
現に今の職場も、作成したポートフォリオを実績として送って選考通過することができました。
もちろん他にもWeb広告の勉強をしたり、SNSについて勉強したりもしましたが、結局それを目に見える実績として伝えられないと何の根拠にもならないので、実績を提示するという点に最も重きを置いていました。



私はお金をかけてスクールに通いましたが、実績を出せるなら正直なんでも良いと思います。最もわかりやすい物だと、Instagramなどの SNSでフォロワーを増やした経験や、ブログのPV数などがあげられれば比較的安価で実績を作る事ができると思います!
柱③仕事探し
3つ目の柱は実際に仕事を探す所です。
下記は私が転職活動を行う中で実際に使用した主な媒体になります。
・エージェント:リクルートエージェント、DODA
・転職サイト:indeed、Type、Openwork、Green
・その他:Linkedin、企業のHP
医療業界以外は右も左も分からなかったので、とにかく色々な求人票を見ることを意識していました。
その中で気になった求人票に必要な要件(スキルや経験)などをメモして、どんなスキルが一般的に重宝されるのかを洗い出していました。



必須:実務経験◯年 などと記載ありましたが、気にしないようにしていました。初めは躊躇して応募していなかったのですが、未経験でも選考に通る所は普通にあったので受けてみて損はないと思います。
エージェントは色々やってくれる反面、企業が成功報酬でお金を払わなければいけない、という点は頭に入れておいた方が良いです。
その代わりフットワークは軽いので、一度落ちたところでも2〜3ヶ月開いたら全然また応募していました。
とにかくたくさん応募して、書類や自己分析をブラッシュアップして、面接慣れしていく事が大切です!
未経験転職の失敗


ここからは、私が過去に一度企業選びで失敗した話をしたいと思います。
正直あまり思い出したくも無いですが、少しでも同じ経験をする人が減るように尽力できればと思います。
ここでは、
・どんな仕事だったか
・注意する求人票の見方
を中心にお話したいと思います。
本題とは少し逸れますので、気になる方だけ読み進めて下さい。
どんな仕事だったか
まずは仕事内容に関してからです。
結論から言いますと、Webマーケの求人でしたが、実際入社してから行った業務は派遣でのコールセンター勤務でした
始めは「研修期間」と銘打って、出向のような形で日中はコールセンターで勤務して、スキマ時間に動画教材を視聴して学習していくといった形でした。
しかし、当初は半年間の充実研修と言われていましたが、半年過ぎても一年が過ぎても、結局Webマーケの仕事に従事することはできませんでした。
研修は受講しているものの、テレアポで毎日200件ほど電話を掛ける毎日。
Webマーケターとしての実績をここでは積んでいけないと考えて、転職を決意しました。



今となっては、テレアポで得た営業トークとメンタルは大事だと思いますが、職業と直接結びつかない出向はメンタル的にもしんどいと思います。
次の章では、私と同じ経験をする人を少しでも減らせるように、注意して見るポイントをお伝えしたいと思います。
注意する求人票の見方
続いては、転職で同じ経験をしないために私が注意してみていたポイントと、その理由をお伝えしていきたいと思います。
もちろんこれらが記載されている求人がすべて搾取系とは限りませんが、全て当てはまると限りなくクロに近いので注意してください。
それではさっそくご紹介します。
①充実した半年(1年)の研修!
まずはこれです。
私の場合は半年間でした。が、結局半年以降も研修が続くだけでした。
その間派遣や出向で日中は別勤務という事が多いです。
②HPの会社概要がざっくりしている。具体性や取引事例がない。
続いてはこれです。
そういった企業のHPは中身がないことがあります。なぜなら外のコールセンターに出向させているのでWebマーケとしての実績がないからです。
出資額が少ないのも気になる点です。
③やたら求人票の拠点が多い
多くの拠点、通いやすいなどの記載も注意です。
なぜなら、出向先である場合があるからです。
色々なコールセンターとやりとりしている=拠点が多いと書くことが多いので、やたらと拠点が多くある場合は注意が必要です。
④未経験OKやフルリモート可など都合の良い条件が書いてある
これも中々に怪しいです。
未経験でスキルが無い人を雇うのに、しっかり福利厚生があって働き方も柔軟な企業がそんなにあるでしょうか?
(よほどの大企業であれば別かもしれませんが)
必須条件が曖昧でぼやっとしている所も確認が必要です。
(Webマーケティングにチャレンジしてみたい人であればOK!など)
⑤会社の所在地が個人宅、レンタルオフィスの住所などになっている。
怪しいと思ってきたらこれも見ていました。
オフィスの住所を調べて、ただの民家が東京オフィスとして記載してあったり、本社の登記があるオフィスが名前を置けるだけのレンタルオフィスだったりする場合もあります。
つまりオフィスがいらない=社員が社内に不要だからです。
(コールセンターに行ってますからね)
その他にも色々ありましたが、これらが基本的に多い物になります。
特に転職サイトに多くありました(エージェント系にはほとんどなかったです)
未経験転職の為にやるべき事


前項では少し嫌な面もお見せしましたが、ここからは本題に戻りたいと思います
前述した柱の他に取り組んだことをご紹介していきます。
面接慣れする
どの企業でも避けて通れないのは面接です。
こればかりは場数をこなして慣れないとうまく行きづらいと思います。
実際に私も、最初に受けた面接は「意外と話せた!受かったかも!」と思っていましたが、普通に落ちました。
後から振り返ると、質問の意図を理解せず、ただ質問に答えるだけの回答になってしまっていました。
たとえ志望度が高くない企業でも、ぶっちゃけ面接の練習にはなるので、気にせずにどんどん受けるのがオススメです。
(会社研究とか業界研究とかも慣れていきます)



あまり志望度の高くない企業を受けるのは最初は躊躇しましたが、慣れていくうちに何となく「この質問はこういう事を聞きたいんだろうな〜」と分かるようになっていきました。
過去の経験と活かせるスキルをリンクさせる
物は言いようです。
私は過去マーケティングで何の実績も上げていませんでしたが、その職場でも使えるスキルを考えて言うようにしていました。
例(看護師):コミュニケーションスキル、オフィス系のスキル、多職種連携の経験
例(営業):営業で数字アップに繋げた経験、職場で達成した実績 など
企業によって必要とされる要件は全く異なってきますが、共通するものも多いので、自分の強みと過去の経験、応募企業の求めるスキルをリンクさせて語れるようになると良いです。
なぜWebマーケティングがやりたいのか明確にする
ここはかなり重要です。
この記事を読んでいる方は、Webマーケティング職を志している方が多いと思います。
私は正直、「とにかくWebマーケティングがやりたい!」とはじめは思って転職活動をしていました。
ですが、実際にこの職についてみるとあまりにもあああですが実際にこの職についてみると、その動機はあまりにも抽象的すぎる事に気がつきました。
なぜなら、Webマーケは単なる手段で、その先の何らかの目的を達成させる為の方法に過ぎないからです。
ひとことでWebマーケと言っても、SNSマーケやデータ分析、Webサイト構築や広告プロモーションなどあまりにも多岐に渡ります。
ですので、「なぜWebマーケやりたいの?」という質問には
まず自分が成し遂げたい事、それを達成する手段としてWebマーケがやりたい、その為に今まで培ったスキルを活かして頑張りたいという順番で考えると分かりやすいと思います。



最初の面接で、Webマーケやりたい理由を聞かれて固まった覚えがあります。
それぐらい職種への志望動機がざっくりしていたので、初めから気づいていたらここまで苦労しなかったかもしれないですね(笑)
おわりに(しっかり対策して未経験転職を成功させよう)


いかがでしたでしょうか。
今回は私が未経験から転職するまでに取り組んだこと、未経験転職の失敗をご紹介してきました。
正直、私が今の会社に出会った事も偶然ですし、タイミングが違えばまた違った未来になっていたと思います。
実際、応募しようと思っていた会社が応募締め切りで選考に進めなかったり、対策が甘くて上手くいかなかった事も何度かありました。
ですが、そういった過去から学んでいく事でここまで辿り着く事ができました。
転職は辛く先の見えない戦いだと思いますが、そんなあなたの助けに少しでもこの記事がなれたら幸いです。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。
ここまで読んで頂きありがとうございました!